朝ドラ「ブギウギ」終了しました。
結果として、趣里さん、すばらしかった。

歌って踊る役だし、趣里さんが選ばれたのは最初から納得だったんだけど、ただ、他のドラマや舞台で見ていた感じでは、線が細すぎるし、セリフの言い方も大仰な感じで、あまり好きな女優さんではありませんでした。
今回は関西弁だったから、大仰な感じとマッチしたのかもしれません。

最後になって愛子とのあーだこーだが長くて、ネタ切れなのかなと思いましたが、最後の最後に羽鳥先生を持ってきたのは感動的でした。
草薙くんも年齢相応の表情が出ていて、とても良かったです。

全体を見ればとても楽しませてくれたドラマでしたが、細部が雑だったのはちょっと残念。
お風呂屋さんの常連さんたちひとりひとりに感情移入するほどの物語は見えなかったし、戦争中のみなさんの髪型やら服装やらがほぼ通常営業だったし、何より、スズ子が東京へ出てきて一番支えになったはずの下宿のご夫婦とおでん屋のおやじさんのその後が、最終回の花輪のみだったのはちょっと...。

最終回にちゃんと歌っていたように、趣里さんは歌はちゃんと歌えますので、途中のステージも吹き替えじゃなく、すべてちゃんと歌えばよかったのにね。

個人的に大ヒットは、メッセンジャー黒田でした。
どこかで見た顔だけど...？と思っていたら、まさかの。渋いいい役できそうですよね。特にあきれる顔やしぐさがもう、天下一品ですわ。
時代劇の悪い商人なんかも、よく合いそう！

もう次が始まってますが、主役が伊藤沙莉さんな時点でコメディー決定なので、楽しく見られればいいなと思います。
続けて”アホのおっちゃん”が出るのは勘弁してほしかったなー！　頭がバグります！